除雪メタバース 安全の広場

2025.02.28

【潜入レポート】「ゆきのプロ」と意見交換して、除雪のこれからを考えてみる

 
本コラムをご覧の皆様、こんにちは。
JAMPプロジェクトメンバの酒井です。

2025年1月30日から31日にかけて、新潟県上越市で開催された「ゆきみらい2025 in 上越」に出展してきました。
今回で39回目の本イベントは、北海道、北陸、東北の各県をリレーするように開催されて北陸地方での開催は14回目だそうです。

「ゆきみらい」は、克雪・利雪技術の課題や研究について意見交換や情報交換を行う場 [国土交通省北陸地方整備局, 2025]です。
「ゆきのプロ」たちが一堂に会する貴重な機会となっています。

克雪(こくせつ)とは降雪や積雪に伴う被害や課題を克服すること
利雪(りせつ)とは雪を資源として利用することを意味します。

54の企業やグループがブースを出展し、会場の外では除雪機械の展示や実演もあり、たくさんの見所がありました。
 

屋外の様子

屋外の様子

 

除雪機械の実演展示

屋外のコースには、雪が積み上げられていました。
この雪を使用してメーカー4社による実演展示が行われ、実物の除雪機械が作業を行う様子を見学することができました。

特に私が興味を持ったのは、B社製スノープラウです。

スノープラウ(snow plow)とは、路面に対する切削角と、進行方向に対する傾きをもった犂(すき)状の除雪装置の総称です。
路面に積もったばかりの雪を道路の脇に押しのけるはたらきを持つ装置で、主に新雪除雪・拡幅(かくふく)除雪に使用されます。
 

新雪除雪・拡幅除雪の説明はこちらより、「作業の流れ」をご覧ください(リンク先は別ページで開きます)
除雪メタバースHOME

 
私はスノープラウに対して、除雪機械専用の装置として製作されるイメージをもっていましたが、このスノープラウは小型・中型車両にも取付けできるそうです。除雪作業の人材を確保する際にボトルネックとなる運転免許取得のハードルを低くする可能性を感じました。

普段は近くで見ることのできないこれらの除雪機械を間近に感じることができ、非常に興味深い体験となりました。

スノープラウの実演展示

スノープラウの実演展示

ロータリ除雪車の実演展示

ロータリ除雪車の実演展示

 

JAMPプロジェクトメンバの 発表

JAMPのプロジェクトメンバもこのイベントに参加し、口頭発表1件、ポスター発表1件、そしてブース展示を行いました。
 

口頭発表とブース展示の様子はこちら↓↓(リンク先は別ページで開きます)
【ゆきみらい2025】ご来場ありがとうございました!

 
私は、「除雪作業等の人材不足の解消および安全作業の促進を目的としたメタバースプロジェクト「JAMP」の紹介」という
タイトルでポスター発表を行いました。

発表後、メーカーや官公庁、維持除雪作業に従事されている方々との意見交換では、「面白い取り組みをやっているね」
「AR始業時点検ツールの点検項目を増やしたり、編集したりできるように開発を進めてほしい」というコメントをいただき
現場の課題を見つめ直し、プロジェクトの方向性を考える良い刺激となりました。

ポスター発表の様子

ポスター発表の様子

 
参考
 国土交通省北陸地方整備局 ゆきみらい2025 in 上越 公式サイト
 ゆきみらい in 上越 公式HP
 (アクセス日 2025年2月5日)

 社団法人 日本建設機械化協会 機械部会 除雪機械技術委員会
 用語集>除雪機械用語集さ行
 除雪機械用語集さ行
 (アクセス日 2025年2月21日)
 

 

犬

酒井 龍之介

ひょんなことから雪国に送り込まれた静岡県民。
好きなことは、仕事。好きなものは、本と雨と香りがする液体。
施工技術総合研究所で働きながら、長岡技術科学大学 システム安全工学専攻に在学中。