9/14(土)~9/15(日)に開催された第43回技大祭に出展しました。
ブースに足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。
技大祭用に作成したリスクアセスメントアンケートでは、実際に組み上げられた足場を見ながら回答できるように、足場からの墜落事故を題材にしました。足場の組み立て作業では、部材(足場を組み立てるための材料のこと)を手渡しで上の層へ運びます。手渡された部材を受け取り、移動中にバランスを崩して、作業者が墜落しけがをする事故が発生しました。
この事故について考えてみたいと思います。
12名の方にご回答いただきました。一緒に回答を見てみましょう。
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問題1 回答者の内訳
12名中10名の方が社会人、2名の方が学生でした。
問題2 墜落の原因は?
①作業者が墜落制止用器具を正しく使用していなかったから
②墜落制止用器具のフックをひっかける場所がなく、墜落制止用器具を使用することが出来なかったから
③移動の際に、足元をよく見ていなかったから
①作業者が墜落制止用器具を正しく使用していなかったから を選択した方が一番多い結果となりました。
では、墜落制止用器具を正しく使用してもらうにはどうすればよいでしょうか?考えてみてください。
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問題3 墜落した人はどの程度のけがをする?
①無傷 ②家庭で治療可能 ③通院が必要 ④後遺症が残るもしくは死亡
一番最悪なけがの程度について考えることは意外と難しいのですが、皆さん想像してくださったようです。
③通院が必要 ④後遺症が残るもしくは死亡 で答えが割れましたが、今回の事故ではどちらも適切だと思います。
問題4 5年に1回事故が発生します。事故を防ぐ対策は必要?
12名の方全員が、対策は必要との回答でした。
事故が発生する間隔が、10年に1回や50年に1回だったらどうでしょうか?事故対策は必要?不要?考えてみてください。
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問題5 事故を防ぐための対策は?
①作業者が、必ず保護帽(ヘルメット)や滑りにくい安全靴を着用、墜落制止用器具を使用して作業を行う
②事業者が、高所作業の危険や注意すること、作業手順について教育を行う
③作業者同士で、墜落制止用器具のフックをひっかける場所や墜落制止用器具を正しく使用しているかについて、作業中にこまめに確認する
各回答4名ずつと割れました。どれも適切な対策だと思います!
他にはどんな対策が考えられるでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
技大祭で使用したアンケートはこちらから回答することができますので、ぜひチャレンジしてみてください!
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以下の「アンケートに回答する」をクリックすると、アンケートページが開きます。
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